12.PL裏話


●●●事後裏話


●お互いの行動原理

KP:イヴァンの行動原理は「一緒にいたい(狂気症状のせいだけではない)/思い出さないで(一緒にいられなくなる、殺されそうになるのでは)/凶行の理由が知りたい」だったよ。後ろ二つは相反するものだけど、発狂中につき矛盾を本人は気にしてない。

KP:イヴァンがご飯美味しい?って聞いたりしてたのは、殺意にとらわれていたギルベルトがその辺無反応だったからだったりする。(シャンは食事をしないので、影響で食事を無価値に感じるようになってたんだ。)

ギルベルト:状況把握に必死で最初は美味しいって言うだけの余裕はなかったけど、そういえば途中で美味しいか?ってきかれてたもんな。

イヴァン:言ってくれるまで心配ですっごく見てたよ。心理学するのも忘れるくらい心配だった。

ギルベルト:見られてて食べにくいし、なんだ?なんだ??って思ったけど…あれ美味しいかきくの迷ってたのかよ。

イヴァン:訪ねて来た時の君は、ろくに食べもしなかったと思うからね、あの状態が続いてるんじゃないかって怖かったんだよ。

ギルベルト:朝はちゃんと食べてただろ?ちゃんと美味しかったし。まぁ、言葉足りなかったけど、な…

ギルベルト:そういえば、あの後はずっと俺が料理するからあのタイミングでしかきけなかったんだな

イヴァン:全部任せちゃうつもりはなかったんだけど結果的にね…。

ギルベルト:まぁ、俺様はせっかく得意だし多めにやっておこうと思ってな!(※技能で<芸術(料理)>が一番高い)

イヴァン:僕は料理技能ないけど、うちの卓では<芸術><製作>がなくても日常の家庭料理は人並みにはできることにしてる…から…

イヴァン:僕の料理は、ほどほど程度にはできてるってことにしておいて…。

KP:ギルベルトの行動原理は「とにかく自分を取り戻して訳の分からない状況から抜け出したい」だったって。

ギルベルト:何も憶えてないし、自分がどうしてここにいるかも本当に全然わからなかったからな…

ギルベルト:とにかく情報はほしかったけど、他者からみえてる自分っていうのは話半分に聞きながらなんとか自分で思い出せないか必死だったな

イヴァン:「話半分」の割には僕の日記読んだじゃない…!

ギルベルト:だって俺が質問したって、お前が隠したり誤魔化したりするからだろ!?

イヴァン:僕は、不定の狂気があるから、君に一緒にいてもらうために思い出させないことが第一優先だったんだもん…

ギルベルト:あんまりはぐらかすし、"ギルベルト"って名前の情報だって自分と=じゃないから、とにかく誤魔化されてる気持ちが強かった。

イヴァン:書斎で写真ボード見たところとか、"ギルベルト"にやきもちやいてるのかな~ってによによしてたよ

イヴァン:結局あのボードの僕の写真を撮ってるのは、君自身なわけだけど…。

ギルベルト:あのタイミングではお前の大事な奴が"ギルベルト"としか分かってねぇし、その名前借りてるだけだし、そもそも庭には俺と諍いがあった跡しかねぇし…!

ギルベルト:まさか俺が撮ったとか思わないだろ?

ギルベルト:お前だって「そんなに仲がいいわけないだろ…?」って言った時に否定もしなかったし、な。

イヴァン:あそこは、イヴァンはギルベルトが自分を嫌いになっちゃって殺そうとしてるって思ってるから、

イヴァン:ああ言われたらションボロフするしかなかったよ…

イヴァン:それに、記憶のない君からしたら僕とは初対面だしね。

イヴァン:僕は「仲いいよ」とは、言うわけにいかないんだよ?

イヴァン:同時にそう言われて、おかしいな、何か思い出しかけてるのかな…。って不安になっちゃって…。

ギルベルト:俺の日記ではもう前からの知り合いだって情報は出てるし、家に出入りした形跡あるし、諍いの跡に負の感情だろ?

イヴァン:あそこ君は<聞き耳>ファンブルしてるけど、成功してたらダイニングに取り残された僕がシクシクしてるの聞こえたんだからね……

ギルベルト:悪かったって!泣いてるのはお前が俺を追ってきた時に気づいてたけど、なんかもう日記読んでるの見つかったことで動揺してたし、

ギルベルト:絶対に何かがあったってことは確信してるとこで「殺した」って書かれてて、しかもその後に今度はしくじらない…って思いつくから

ギルベルト:あの場ではもう訳のわからない状態から抜け出せた気になって、お前を殺すって目的でいいんだな…って思った。

イヴァン:ええ~


●殺そうとしてたことについて

KP:そりゃあ記憶はないけど倫理観は普通にある筈(そのためにリアルアイデア=PLの俯瞰での気付きを反映しても良いシナリオ)……なんだけど、よもやそのまま「過去の自分が殺そうとしてたみたいだから殺さなきゃ」ってなるとは思わなかったよ。

イヴァン:君の「とにかく自分を取り戻したい」ってところでいうと、自分の内から出てくる情報である<アイデア><自分の日記>を信じるっていうのは、わかるんだけど…わかるんだけどね…。

ギルベルト:自分を取り戻したいから、とにかく自分の内から出てくる情報は絶対だろ。そもそも俺が信じなくて誰が信じるんだよ…。

イヴァン:かっこいいこと言ってるようでバッドエンドに突っ走ってるの、すごく君らしいよ!!!

ギルベルト:喧嘩なら買うぜ?

イヴァン:CCB<=50 【 こぶし/初期値 】 えいっ

Cthulhu : (1D100<=50) → 78 → 失敗

イヴァン:あ、空振りか~。

ギルベルト:わっ…不意打ちだろ!?お前がその気なら買ってやるぜ!

ギルベルト:CCB<=25 【 キック/初期値 】

Cthulhu : (1D100<=25) → 76 → 失敗

ギルベルト:うわ~、外した!!!

KP:じゃれあってるのかな?(猫並感)

イヴァン:本編では、シャンが与える偽記憶が6つ以上出た段階で殺すって宣言したら、即バッドエンド突入だったからね?

ギルベルト:殺さないにしろ、前日と同じ状況になって…フラッシュバックとかでなんか重要なこと思い出したりとか、

ギルベルト:確かに”何で”そういうことになったのか…って情報は足りてなかったから、何したら思い出せるのか探ってた部分はあるかもな。

イヴァン:あの時のギルベルトはシャンとイヴァンの情報が知りうる世界のすべてと言ってもいいわけだから、多少極端になるのも不自然じゃないのかな。

イヴァン:僕を信用してくれたあとも、「全部くれる」って極端なこと言うし。

イヴァン:そんな条件出さなくたって、僕が手を貸すのはわかったはずなのにね。

ギルベルト:あれは…!その、なんか…信用していいのかと思って安心したし、協力なかったら死にそうだったし…どうせ死ぬなら、命拾えるなら…全部やってもいいかと、思って……

イヴァン:イヴァンは不定も、それ以外の気持ちもあるから、どっちにしても、君を助けなきゃ話にならなくて

イヴァン:でもせっかくくれるっていうなら、だいじにもらわなくちゃね。


●告白

イヴァン:そういえば最後に君の記憶が戻った後のエンディングRPは、イヴァンは全部アドリブだったんだよね。

イヴァン:(音声会話とかで話してた流れもあって)何も言わないとこのギルベルトはここでずっと一緒にいてくれるけど、それはこの子の生活を破壊することになっちゃう!ヒモにするわけにはいかない!それはイヴァンも本意じゃない!!!って

イヴァン:脳みそ急回転させた。

ギルベルト:俺はお前のとこで店やるんでも全然よかったんだけどな。でもこっちの話挟む隙与えないし、珍しくちょっと強引だし……別に、勢いに押されたとか、ちょっとドキッとしたとか。絶対ねぇからな…!

イヴァン:このセッション通して、僕はずっとしょぼしょぼしてたから、最後くらい頑張ろうかなって

イヴァン:だから返事聞かないでキスしたり、したよ。がんばったんだよ。

ギルベルト:あんまりぐいぐいくるから、ちょっと……

ギルベルト:ぐいぐいこられると、ちょっと…ちょっと、な?

イヴァン:うふふ~

イヴァン:あとは……イヴァンは一応(資産生活者だし)経済的な感覚はあると思うから、あそこでお店やるのは反対かな(儲からないし、君の生活を曲げるほどには僕を優先してほしくはない、かな)

ギルベルト:まぁ、俺は全部イヴァンにやったし…どう使ってもらってもいいんだけどな?ついて来るっていうならそれで環境整えてやるだけだぜ。

イヴァン:アドリブだったけど、好きな事してる時の君が好きっていうのは本当だから、

イヴァン:これからたのしみだな~


●ギルベルトの日記について

KP:ギルベルトが日記を破いたシーンは、クトゥルフ定番の発狂者の日記がリアルに出来ていく瞬間のようで素晴らしかったよ…

KP:冷蔵庫ドンのシーンは、よくあそこで日記ポケットにあったなーとかね。でもあんまり詰まったらポケットから落として展開作ろうと思ったりもしてたよ。

ギルベルト:なんでクトゥルフの日記って汚れてたり破れてたりするのか…って思ったけど、確かにあの心理状態なら破る気持ちがよくわかったな。

ギルベルト:信じてたものを全部ひっくり返されて、何を信用していいのか一瞬見失って…でも、出た情報捨てるわけにいかねーから

ギルベルト:咄嗟にくしゃくしゃに丸めてポケットに突っ込んでおいて、ひとまず思考から追い出して気分落ち着かせようと思った。

ギルベルト:結果的にはちょうどいいタイミングで出せてよかったな!

イヴァン:ゴミ箱に捨てなかったのはイヴァンに見つけられちゃうからかと思った。

ギルベルト:正直あの時はゴミ箱の存在も忘れてたな……

KP:描写してはなかったけど、普通に家にありそうなものはあるからね~。


●イヴァンの日記について

KP:イヴァンの日記のギルベルトが読まなかった部分には、こんな情報があったよ。

KP:一ヶ月前「ギルベルトが久しぶりに遊びに来てくれた。自分と話していて何が面白いのかはわからないけれど、ギルベルトは会いたかったと言ってくれた。僕は、それだけでいい。彼が帰ってしまうと、いつも空虚さばかりがつのる。行かないで、と言ったら、困らせてしまうだろうか。もっと人と交流し、自分は街に住むべきなんだろうか。でも人とうまくやる自信がない、ギルベルトは特別。彼がいっしょならどんなにいいか。」

KP:(この日記には、ギルベルトとイヴァンが一緒に写ってる写真も貼ってある)

KP:ギルベルトの日記と見比べると、お互い一緒にいたいと言っている。という。

ギルベルト:俺はそれ見てないから、全然気づいてねーけどな?

イヴァン:これからいっぱい直接言うね。

ギルベルト:い、いや…それは、……いいから、気を遣わなくて。本当に……。

ギルベルト:日記の件は今思い出せば「よかった、どうか思い出さないで、このまま」って言われてるとこで、ちゃんと…わかった、伝わってるから……今は。もういい……。

イヴァン:僕は全然言い足りないんだけどな?

ギルベルト:いい、いい…わかった。あんまりぐいぐいくんな!心臓に悪い!!

イヴァン:ふふふ

イヴァン:ギルベルトのお店がそこまで遠方じゃないって前提で……

イヴァン:この一ヶ月前の日記から、今回君が訪ねてくるまでの間…イヴァンが会いたくてもお店を訪ねて行かなかったのは、(メタで言うとシナリオ都合だけど)やっぱり自分の恋心に気づいちゃって逆に近づき難くなっちゃったせいかなって思うよ。

イヴァン:(イヴァンはもともとヘテロだとして、ほとんど唯一の友達である君にそんな感情を抱くの、罪の意識に近いと思うんだよね。)

ギルベルト:毎回、何か言いたそうな顔しながら送り出してくるやつか?結局、言えねーくせに俺が会いに行くって言ったら「楽しみ」とか書くの本当……正直者で大変そうだな?

イヴァン:イヴァン…というか、このNPCは「不器用な子」だからね。

ギルベルト:……だから、放っとけねぇんだろ。馬鹿…。

イヴァン:だから好きになっちゃったんだよね~。


●寝室にえっちな本がない

イヴァン:寝室にエロ本的なものがあるとしたら、ギルベルトの写真とか残してったシャツとかその類だったかも……なんて……。

ギルベルト:い、いや…さすがにそれは引くぜ?え……

イヴァン:実際にはなかったでしょ?!

ギルベルト:なくて、よかったな…本当……。


●あの後は

ギルベルト:急に色々思い出して疲れてるから、もう疲れきっててさっさと寝たいけど…そうだな、

ギルベルト:なんか1日目の夜は警戒してて全然出来なかったから、一緒に風呂入って同じベッドに丸まっておやすむぜ…!

ギルベルト:全部思い出したし、虫もいなくなったし、安心してぐっすり寝れそうだな。

イヴァン:うん。そ、そうだね…。




●●●次回に向けて


●二人のベッドについて

KP:この二人でキャンペーン(同じ探索者を使った継続セッション)をするっていう話で……次はギルベルトの家で一緒に住んでる状態からスタートすることに。

ギルベルト:地上階がカフェスペース+キッチンで上に居住スペースのこぢんまりとした家だな。

イヴァン:うんうん、イメージ通りな感じだね。

ギルベルト:一人暮らし用になってるから、今のとこひとり分しかベッドねーんだけど…イヴァンのベッドどうするか。簡易ベッド1台入れとけば足りるか?

イヴァン:簡易ベッド2台じゃないと足りないとか、言わないよ?!そんなにおっきくないよ?!

ギルベルト:いや…だって、お前の家のベッドだってひとりで使うにしては少し大きめだっただろ?だから、ほら…な?

KP:(※『同居』NPC宅のベッドはPLが広い方が好みなら広くていいし、狭いところでぎゅうぎゅうくっついて寝たければ狭くてもいい仕様です。)

イヴァン:寝相は悪くない…と…思う…。イヴァンは一緒に寝るのでもいいんだけど…?

ギルベルト:い、いや…仕込とかで朝早かったり、結構不規則だし。別々でいいから、新しいベッドひとつ入れようぜ!

イヴァン:まあ、今はそれでいいや。そういう距離のはかり方もいいね。今後また大きいのいっこに買い替えることになるよ?

イヴァン:その時はイヴァンはお財布に余裕あるから、任せてね。

ギルベルト:い、いや…え、大丈夫…ひとりで寝れるだろ?ガキじゃねぇんだから…大丈夫、大丈夫…だよ、な…?

イヴァン:イヴァンは狂気で君と離れると不安になっちゃう子供みたいな状態なんだよ?

ギルベルト:隣のベッドにいるんだから普通に声かけてきたらいいだろ…!

ギルベルト:見える位置にいてやるよ。

イヴァン:ふふ。うん、隣なら、安心だし、そっちにお邪魔もしやすいね。

ギルベルト:こっちくんなよ!何で邪魔されんだよ、狭くなるだろ…。


●イヴァンの不定の狂気について

ギルベルト:イヴァンは俺から離れて行動できねーの?そのでかい図体でずっと後ろついてくるつもりか?

イヴァン:ふ、ふつうならへいきだもん~~~!あ、ある程度なら……

ギルベルト:ある程度って?

イヴァン:生活ベースが一緒だとしたら日常生活には支障ないと思う。でも朝起きてギルベルトの姿が見えなかったら(たとえ近所の買い物でも)連絡つくまで不安だし、苦手な人混みの中ではぐれたりしたらパニックになるかもしれない。

イヴァン:SAN減るような状況の時はー…君は<精神分析>ないし、きちんと言い含めてあげてほしい。

ギルベルト:じゃあ、ちゃんとお願いしたら…ある程度は動けるんだな。そうか…。

イヴァン:自主的に出掛けたりはできるし、予め出かけるって教えてくれたらお留守番もしてるよ。帰りが遅くなったら心配になっちゃう。

ギルベルト:ちゃんとよーーく話してやるから安心しろ。

イヴァン:う、うん。がんばる……。うふふ、たのしみだな。



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