3.2日目夜



KP:じゃあまあ、そうやってもふもふ和んでいるうちに、だんだん外は暗くなってくるね。

KP:【BGM:日常,夜/Satie:Gymnopédies No.1 】

ギルベルト:いい時間帯だな。色々満たされたし、やるか。

イヴァン:ぱわー充填したね~

KP:どこで試してみるのかな?

KP:家の中も明かりを消せばいいし、外でもいいし…って感じだよ

ギルベルト:そうだな…。ポーンとどっかに飛んでいかれると台無しだな。ガレージの時みたいに室内がいいだろうな。

KP:(ポーンが活用されてる)

KP:それなら、ダイニングの机を端っこに寄せたらいいかな

ギルベルト:了解。じゃあ、邪魔にならないように寄せるか

KP:明かり消したら、真っ暗になるし、ある程度広いよ

ギルベルト:あと、靴下は書斎にいてもらうか

KP:にゃ~!

KP:探索猫じゃないから、素直にしまわれておくよ

ギルベルト:丸まって寝てていいぜ

イヴァン:「いい子にしててね…」って、書斎を閉めるね。

イヴァン:始めるのかな?

ギルベルト:大丈夫だよな…

イヴァン:何にも言わずに、手をちょっと握るよ。

ギルベルト:指絡めてぎゅっと握り返す。深呼吸だ…

イヴァン:握り返して、じっと見てる。いつでもいいよ。

ギルベルト:よし、やるぞ…

KP:はい

KP:【BGM:奔走/Debussy:Suite bergamasque No.4 “Passepied” 】

KP:イヴァンはカメラを持って、シャベルはすぐ手の届くとこに置いている状態。君はハンマーはどうしてる?

ギルベルト:どうなるかわからないからな…。すぐ取れるように腰のあたりに装備で。

ギルベルト:いや、待てよ…持ってて落とすと1ターンだけど、落とさない可能性もあるのか…だったら持ってた方がいいな。

KP:手に持ってるんだね。わかった

KP:それじゃ、イヴァンが明かりを消すよ。

ギルベルト:了解

KP:イヴァンが部屋の明かりを落とす。ダイニングは暗闇につつまれ、かろうじてお互いの位置が確認できる程度だ。

KP:部屋を閃光が満たす。

KP:光に目がくらむ。瞬間、君は強い違和感を感じた。

KP:ばらばらに散っていた記憶の破片が、磁石を当てられた砂鉄のように、一斉に整列を始める。その強烈な混乱に、強い目眩を覚える。

KP:【SE:ぶん、ぶん】

KP:ぶん、ぶん…。どこかで響いていた、あの音は今や明確に君の耳と耳の間で、すなわち頭の中で激しく鳴り響く。

KP:そしてその音は

KP:君の額を通り抜け、外へと飛び出した。

KP:君は反動でどさ、と尻餅をついた。目の前にはあの鳩ほどの巨きな虫が浮遊している。ぶん、ぶん、という羽音は、苛立っているようにも聞こえた。

KP:【c:おぞましい虫】

KP:これが、自分の頭の中に居た……理屈では説明できない冒涜的な状況に<SANc 0/1D3>

どどんとふ:シークレットダイス

SCCB<=42 【 SANチェック 】

Cthulhu : (1D100<=42) → 48 → 失敗

イヴァン:シークレットダイス

どどんとふ:シークレットダイス

S1D3

Cthulhu : (1D3) → 1

イヴァン:シークレットダイス

ギルベルト:CCB<=43 【 SANチェック 】

Cthulhu : (1D100<=43) → 24 → 成功

ギルベルト:堪えた

イヴァン:「…!」

KP:君の記憶は混乱を来し、それが整頓されるまでには今暫くかかりそうだ。自分は何をするべきだったのか?

イヴァン:「…ギルベルト!」

KP:聞き覚えのある声が、君の名を叫んだ。それは、君の記憶にある通りの、生まれて間も無くからの、正しい君の名前だ。

KP:虫が狙いを定めたというように、そのまぶたのない目を君へ向けた。

ギルベルト:「っ…イヴァン、明かりだ!」

イヴァン:言われて、部屋の明かりをつける。

ギルベルト:まずは自分たちの視界を確保しないとな。

KP:以下、戦闘処理となる。転倒は演出だから、君はハンマー装備状態で立ち上がっていていいよ

KP:【BGM:戦闘/Debussy:Préludes No.2-12 “Feux d'artifice" 】

KP:それじゃあ、始めるよ。虫の手番からだ。

どどんとふ:シークレットダイス

Schoice[何もしない,神経ムチ,催眠]

Cthulhu : (SCHOICE[何もしない,神経ムチ,催眠]) → 催眠

KP:シークレットダイス

どどんとふ:シークレットダイス

Sccb<=80 //催眠

Cthulhu : (1D100<=80) → 91 → 失敗

KP:シークレットダイス

KP:ひときわ大きく、その羽音が響く。君はやけに不快な思いをするだろう。

KP:【SE:ぶん、ぶん】

KP:ギルベルトの手番

ギルベルト:ハンマーで殴りかかる

KP:いいよ~

ギルベルト:CCB<=70 【 小さい棍棒 】

Cthulhu : (1D100<=70) → 12 → スペシャル

どどんとふ:シークレットダイス

Sccb<=26 //虫回避

Cthulhu : (1D100<=26) → 47 → 失敗

KP:シークレットダイス

KP:…ダメージいいよ!

ギルベルト:「もうその音は聞きたくねぇんだよ…ッ!」

ギルベルト:1d4+1+1d4

Cthulhu : (1D4+1+1D4) → 4[4]+1+2[2] → 7

KP:…

KP:ぐしゃ!乾いたもの、その奥のじめじめとしたものを潰す、不快な音が響く。

ギルベルト:今までの恨みの分全部だぜ!

KP:その虫は床に叩きつけられると、それきり動かなくなった。

KP:眺めているうちに、ぐずぐずとその輪郭は崩壊し、跡形もなく消えてしまう。

KP:戦闘終了だよ!

KP:【BGM:日常,夜/Debussy:Suite bergamasque No.3 “Clair de Lune” 】

イヴァン:「……お、終わった……の?」

イヴァン:カメラ持ち替えようとしてたけど、置いてそっちに行くよ

イヴァン:「あの虫、君の頭から……なんともないの…?」

KP:イヴァンが君に駆け寄る。彼はじっと君の瞳を覗き込み、頰に触れた。ゆっくりと体温が伝わる。

KP:今までずっと共に行動していたのに、不思議と、ようやく触れた、そう思えた。安堵が胸を満たす。

ギルベルト:「…終わった、よな?イヴァン?大丈夫だよな?…ちゃんと、大丈夫だよな」

イヴァン:「…ギルベルト…」

KP:君は急速に思い出す。理解する。

KP:君が彼を傷つける筈はない。

KP:目の前の相手は君の大切な友人だ。君は彼に、いつも通りこの友人に会いに来て……そして、立ち寄った街であの虫に遭遇してしまった。あの羽音に操られるように、根拠のない殺意を植えつけられ、あの晩、何故かこの友人を手にかけようとしたのだ。そして彼はそれにあらがい、咄嗟に君を……。

KP:それでも彼は君の名前を、一番大切な人の名前だと言った…。

KP:あの耳障りな羽音はもう、聞こえない。

KP:(このままエンディングなんだけど、RP入れるならお好きにどうぞ)

ギルベルト:「…イヴァン……イヴァン、イヴァン…ちゃんと生きてる」

ギルベルト:背中に腕をまわして確かめるみたいに何回も撫でる

イヴァン:「……ギルベルト…。…もう、大丈夫……なんだね…。」

イヴァン:抱きしめてほっぺくっつける

ギルベルト:「大丈夫だ。イヴァン、ちゃんと…思い出したから…」

イヴァン:「……」目を見る

イヴァン:「そっか…。よかった……。」

ギルベルト:「自信、持っていいぜ?ちゃんと、大事な…イヴァンだ…」

ギルベルト:目を細めて一言づつ噛みしめるように伝える

イヴァン:「ごめんね……僕……あの……」

イヴァン:「嘘ついたり……びっくりして殴っちゃったりして……ほんとに……こわかった……」こらえきれなくて、また泣いちゃうよ…

ギルベルト:「あー、いいって…泣くなよ!何だよ、そんなことで…嫌うとでも思ってたのか?」

ギルベルト:ワタワタ慌てて袖でイヴァンの目元拭ってやる

イヴァン:「……だって~~」

イヴァン:「……ほんとに、よかった……」涙は大粒だし、言葉に詰まって、ぎゅうってするよ。

ギルベルト:「大丈夫だ!泣くなよ、頼むから…」目元とか頬に軽く何回かキスしてやる、大サービスだ

イヴァン:ぐすぐすしてるけど、そのままキスする。多分僕の涙でしょっぱいけど…

ギルベルト:「ん…しょっぱい……泣き止まねぇと、キスしねぇぞ…」

イヴァン:「……ううっ」

イヴァン:な、涙引っ込める…

ギルベルト:「…イヴァン、助かった。Danke」

イヴァン:「…bitte. ふふ。僕の方が、言わなきゃいけないくらいだよ」

イヴァン:「Большое спасибо....」

イヴァン:涙引っ込めたから、もう一回キスしてもらお

ギルベルト:「約束だ。…全部くれてやるから、もらっとけよ」

ギルベルト:いい子にしてた奴にはご褒美だな。待ってるならキスしてやる

イヴァン:そ、それはしてもらう!

イヴァン:「あ、う、うん……あのね」

ギルベルト:「? …なんだよ」

イヴァン:「今までずっと……言えなかった言葉がある…。」

イヴァン:「帰らないで……。って。でも……」

イヴァン:「言葉を変えるよ。僕も………ついてっていい?」

イヴァン:「僕、好きな事している時の君が好きだよ。だから、そういう君も、全部、ほしい……」

イヴァン:「一緒に、ついてかせて。君のお店とか、君の見たい場所とか……一緒に…」

イヴァン:答えは聞かずに、キスして抱きしめるよ

ギルベルト:はふっと息吐いて耳元に近いところで

ギルベルト:「…そんなの、今更…駄目なんて言うとでも思ったか。馬鹿イヴァン…」

イヴァン:「…えへへ…」

ギルベルト:見えない位置で満足に笑ってやる。ふふん

KP:あの虫たちが何であったのか、わからない。しかし君たちは、君たちの理解を超える存在に、できうる限りの抵抗を示して見せたのだ。街でももう二度と、あの事件が起こることはなかった。

KP:君の目の前には今、一人の大切な相手がいる。その瞳は潤み、そこには君の知る君、ギルベルト自身の姿が映っている。

KP:『ぎこちない同居』トゥルーエンド



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