11.シナリオ背景/成長処理
●●●シナリオ背景
KP:【BGM:日常,夜/Debussy:Deux Arabesques No.1 in E major】
KP:お疲れ様でした~!!
ギルベルト:お疲れ様ー!!
イヴァン:わ~い幸せ!
ギルベルト:結構ぎりぎりで気づいたな…
KP:そうだったんだ
KP:実はね。このシナリオ<アイデア>は特殊判定だったんだ
KP:<アイデア>は成否逆転してて、成功すると、シャンから偽の記憶が与えられてたよ
KP:だから君のINT見たときゾッとしたんだよね~~
ギルベルト:失敗しなかったな!
ギルベルト:じゃあ、写真のところは失敗してよかったな?
KP:そうだね。偽の記憶は偽なりにヒント情報も出たんだよ
KP:写真のとこは偽情報だと、不快感を覚えるんだ
ギルベルト:それなかったから、カメラに行き着くのに遠回りしたな…
KP:あと、日記も失敗してるとシャンの記憶が出たんだけど
KP:そっちも次の失敗でピカッとなるのやだな~っていう内容が出たから
KP:いろいろヒントはまだあったけど、誘導はいらなさそうだな~って思ったから
KP:まあ、よかったよね
ギルベルト:まぁ、気づいてよかったな。本当に…
●シナリオ概要
このシナリオは記憶喪失の【探索者=ギルベルト】が、探索によって徐々に自分の過去が見えてくる…疑うべきは自分か、【相手役=イヴァン】か?それとも…というような内容でした。
【探索者】はシャン(シャッガイからの昆虫)に寄生されています。偽の記憶を植え付けられ、【相手役】を殺害するようほのめかされます。
●探索者(PC)
舞台の街以外の他所に暮らしており、街には友人である【相手役】に会いに来た。
シャンに寄生されており、その影響で【相手役】を殺めようとするが、返り討ちにあう。シャン遭遇による発狂から記憶喪失に陥ったところに、シャンが手を加え症状を長期化させている(冒頭のSAN減少と神話技能付与はこの影響でした)。
●シャン(シャッガイからの昆虫)
ハトほどの大きさの虫のような神話生物。物質存在でもあり、精神体でもある。人間の脳に侵入し記憶に影響を与えることができる。高い科学技術を持ち、退廃にふけり、他種族を拷問し愉しむ。
シャンの<神経ムチ>に捉われると、[24-CON]時間<全技能-20>となる。
舞台となる街では2匹のシャンが、邪神アザトース崇拝に必要な拷問の体系を整えるため、社会実験を行っている。寄生した人間の記憶を操作し、他者を殺害させるという内容。殺害方法は頭部の殴打。街の事件の被害者の半数は頭部が割られているが、これはシャンが宿主を捨てる際に識別のため頭蓋内で物質化するため。
●特殊判定<アイデア/心理学>
<アイデア>判定では成功するとシャンによる偽の記憶が与えられ、失敗だと正しい情報が出る(=成否が反転する)。<心理学>でも同じ情報が出る場合があるが、こちらは判定は逆転しない。蓄積された正しい記憶/偽の記憶はKPの手元で数えておく(日記の成否も含む)。偽の記憶が6つ蓄積された時点で、KP裁量でクライマックスへ移行して構わない。(※シャンは本来夜行性のため、二日目夜になってからの移行の方が自然か。)
・ギルベルトの得た<アイデア/心理学>による正しい記憶:11/偽の記憶:11
ギルベルト:ちなみに俺は日記に”殺したくない”の表記がでなかったら、次の夜で奇襲かけようと思った。
イヴァン:困ったな~~
KP:あ、どこまで本気でイヴァンを殺す気だった?やっぱり日記?
イヴァン:正直、君の一日目夜とかの二面性はすごくこわかったよ…
ギルベルト:自分の日記の情報を優先で動こうっていうのは考えてたな。イヴァンの日記で得た情報はあくまで俺の記憶じゃないしな
KP:リアルアイデア推奨シナリオで、そこまで出てきた情報優先で動いてくれると思わなくてドキドキしたよ。KP嬉しかったけど
KP:殺そうと思って動いてたのは3班やって君が初めてだからね!!(※そしてこの後もそんな発想のPLはいません。8班までの時点で。)
ギルベルト:戦闘イベント入ればいいなぁって期待と、もしどうしても自分の日記で殺すことをとめられなければ次に寝たときだなって思ってた。
KP:シャンが直接探索者を操れるのも夜だけの心算だから
KP:どっちにしろ二日目深夜になったらバッドエンドコースだったよ
ギルベルト:シャンの記録ばっかりでたらそうなったかもな
ギルベルト:俺様イヴァンが嫌い!だしなー(棒)
イヴァン:えー?
ギルベルト:なるほど、制限時間は2日か…
イヴァン:ちなみに、お風呂に僕(NPC)を入らせたの、君が初めてだから
イヴァン:みんなあそこは大丈夫って言って、着替えだけ置いてNPCは出て行くはずなんだ(※その後他班でもテストプレイを重ねた結果、少数派ではあるもののお風呂に入れてくれる班もありました。)
イヴァン:背中の痣の情報はあるんだけど、まあ、あそこでいきなりお風呂に入らせる人はいないだろうと思ってた
イヴァン:と思ったら2回もお風呂シーンあって……
ギルベルト:いや、自分で後頭部見えねぇし…何か情報出んのかなぁって思ってな
イヴァン:うん。痣の情報と、あとあのあとの応急手当も、実は補正ついてたんだ
イヴァン:NPCといちゃいちゃすればするほど楽になるシナリオなんだよね
イヴァン:夜も、一緒のベッドで寝たりすると夜中の聞き耳に補正つくよ
ギルベルト:それは、リアルに…悩んだんだけどな。あの時点では一緒に寝るほどの心の距離じゃねぇなって。
KP:まあ、だよね
●●●イヴァン(NPC)について
イヴァン:えっとね、じゃあここで一つお知らせがあります
イヴァン:1D6
Cthulhu : (1D6) → 5
イヴァン:えっと、イヴァンは不定の狂気中なんだ
イヴァン:五ヶ月だね
イヴァン:五ヶ月は君と一緒にいないととっても不安になっちゃうよ!
ギルベルト:結構削れてたな…(※イヴァンの最終SAN:41/初期値:60)
ギルベルト:ったく…世話のやける子熊だな!
●相手役(NPC)
極度の人見知りのディレッタント(資産生活者)。街から離れた海辺に小さな家を持っている。写真とビーチコーミング(海辺での漂流物拾い)を趣味としており、変なものを蒐集している。
都合が悪かったり嘘をつくとき、まばたきが多くなる癖がある。
【探索者】以外に友人らしい友人はおらず、以前より【探索者】へ依存的な思慕を寄せている。友人の凶行、友人を殺した(と思っていた)ことで[不定の狂気:分離不安障害]を発症しており、少なくとも本シナリオ内では回復しない。
【イヴァン】
職業:ディレッタント(資産生活者) / 年齢:28 / 性別:男
STR:12 /CON:14 /POW:12 /DEX:8 /APP:14 /SIZ:16 /INT:10 /EDU:15 /HP:15 /MP:12 /SAN:48(/60) /db:1D4
<アイデア:50><幸運:80><知識:75><回避:16>
<杖:50><応急手当:60><聞き耳:45><写真術:70><精神分析:51>
<図書館:45><目星:75><母国語(ロシア):75><その他の外国語(ドイツ):61>
<芸術(古物修繕):55><心理学:20><博物学:30>
[不定の狂気:分離不安障害]【探索者】と離れたり、離れていくのではと思うと、不安症に苛まれる。親がいなくて不安になる小さい子供みたいな気持ち。
■所持品■
財布(ある程度の額、カード、身分証)
スマートフォン(iPhone6。パスコード認証)
ハンカチとちり紙
のど飴
ポリ袋(ビーチコーミング用)
マフラー
(※NPCのAPPとSIZはPL希望をもとに設定。)
●●●クリア報酬
KP:SAN報酬出すね~
KP:虫を倒した数*1D3 SAN回復
KP:トゥルーエンド 2D6 SAN回復
ギルベルト:2d3+2d6
Cthulhu : (2D3+2D6) → 3[1,2]+12[6,6] → 15
ギルベルト:そこそこいったな(※回復後SAN:58/初期値:60)
KP:成長は<心理学><心理学><写真術><棍棒><聞き耳>(※当卓ではC/F/初期値成功した技能はクリア後に技能に失敗すれば1D10成長できる。)
ギルベルト:CCB<=75 【 心理学 】
Cthulhu : (1D100<=75) → 62 → 成功
ギルベルト:CCB<=75 【 心理学 】
Cthulhu : (1D100<=75) → 100 → 致命的失敗
ギルベルト:1d10
Cthulhu : (1D10) → 9
KP:<心理学 84>
ギルベルト:CCB<=10 【 写真術 】
Cthulhu : (1D100<=10) → 94 → 失敗
ギルベルト:1d10
Cthulhu : (1D10) → 3
KP:<写真術 13>
ギルベルト:写真術はこの後、イヴァンと一緒に暮らしながら教えてもらうか。
イヴァン:幕間成長かな~?
ギルベルト:CCB<=70 【 小さい棍棒 】
Cthulhu : (1D100<=70) → 5 → 決定的成功/スペシャル
ギルベルト:CCB<=65 【 聞き耳 】
Cthulhu : (1D100<=65) → 11 → スペシャル
ギルベルト:本編ではほぼ聞き耳成功しなかったんだけどな。…耳掃除された?
KP:羽音でうるさかったのかな
ギルベルト:それだ!
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