6.シナリオ背景/成長処理
KP:お疲れ様~
ギルベルト:もうしばらく泣きやまないからな。責任持って慰めろ…!
イヴァン:「僕」に責任はないけど……うーん、あるかな?さらわれた僕のせいでもあるのかな
イヴァン:泣き止むまではオロオロしながらも、撫でたりキスしたりして、ぎゅってしてるよ。
ギルベルト:馬鹿みたいにしがみついて、引っ張って、キスねだったりするけど…ちゃんと付き合えよ。
ギルベルト:あいつはキスしなかったから…それでイヴァンだってわかるし、安心できる。
イヴァン:うん。僕も、呪いをかけられてる間とっても怖い思いをしてたから、くっついて安心してる
ギルベルト:何か、子どもにでも戻った気分だ……
イヴァン:いっぱいよしよししてあげるね
ギルベルト:今日もこのまま休みだな。
イヴァン:僕は、あれ、出かけるのって今日じゃなかったっけ?って思ってるけど、君の様子を見て今日はなしかなってしてる。
イヴァン:後で日付が記憶と一日飛んでるのを見て、びっくりするかな
ギルベルト:一週間くらいはまともに説明できないだろうから…、色々あったから。ちゃんと説明するからって感じだな。
KP:思ったよりすぐだね…すごいなあ。
ギルベルト:あんまり長く黙ってるのもイヴァンが不安がるだろうし。まぁ、SAN的にもそこまで減ってないから…ちょっと踏ん張れば、ぽつぽつでも話せるだろ
●●●シナリオ背景
作中でクローンを作っていた男は、邪神チャウグナーフォーンの狂信者。同じチャウグナーフォーンを信仰する地球外生命体ミ=ゴの協力のもと、犠牲者たちのクローンを作り出している。犠牲者の本物はチャウグナーフォーンへの供物とされ、摩り替わったクローンを元の生活へ戻す。こうすることでことが荒立たないようにしていた。クローンは三日目に眠りにつくとそのまま息をひきとる。
クローンは自分がクローンであることを知らされ、また本物との区別がつくように首元に痣のような印をつけられる。クローンは本物が持っている記憶を全て持っており、三日の命ということ以外は本人となんら遜色ないものである(クローンは三日の命であるということを知らない)。
犠牲者には大切な相手がいる者が選ばれた。「口止めがしやすい」からである。「誰かに口を滑らせた場合、お前の大切な人も同じ目に合わせるぞ」と脅し、今までの計画は全てうまくいっていた(クローンのイヴァンは脅されていたため、ギルベルトに万が一のことがあってはとスタンガンで武装していた)。
●●●成長処理と事後談義
KP:そうそう、このシナリオSAN報酬が明記ないんだよね。
KP:減少6か。じゃあ1D6くらい回復する?
ギルベルト:SANcの場所も少ないしな
KP:イヴァンは、このシナリオでのSAN減少はなかったことになるよ。彼の体験じゃないから。
KP:元々シナリオではSANc少ないんだけど、少し増やしたりもしたよ。
ギルベルト:正直、このままでもいいかな…とは思ってる。
KP:回復しない、って選択肢でもいいよ。
KP:喪ってことで。
ギルベルト:回復しない。これは俺が背負ってく…
KP:それもいいね。わかったよ。
KP:偽物、ってなったらもっと拒否されるかと思ってたけど
KP:大事にしてくれて嬉しいな
ギルベルト:共有した時間まで偽物にはならないだろ。……そういうことだ。
KP:成長はね、料理と、心理学も一回Cしてた
ギルベルト:振るぜー
ギルベルト:CCB<=85 【 芸術(料理) 】
Cthulhu : (1D100<=85) → 51 → 成功
ギルベルト:CCB<=84 【 心理学 】
Cthulhu : (1D100<=84) → 80 → 成功
ギルベルト:これはちょっとつらい…
KP:この二つは仕方ないね
イヴァン:正直、ギルベルトは僕が思ってるよりクローンのイヴァンに優しくしてくれてたし、
イヴァン:クローンのイヴァンは、ずっと「これ以上優しくしないで」って思ってたよ。
ギルベルト:あぁ、だから…少し態度が変わったのか。口数減ったし
イヴァン:そうだね。君と本物のイヴァンがいるところを、不定もあるから冷静には見ていられなくて、先に部屋を移動したり、部屋に入ってこなかった
ギルベルト:そんなとこまで気がまわってなかった…
イヴァン:でも君はすぐ追いかけてくれたり、したでしょう。優しいなって。
イヴァン:というか、"本物"の僕目の前にして、そんなに冷静でいてほしくないなあ。
ギルベルト:あれは、切り捨てるって決めておいて…いつまでも甘えてたら駄目だなって気持ちもあったけどな。
ギルベルト:自分のことは、自分で解決しないと駄目だろ…
イヴァン:クローン君の矜持も気にしてくれて、本当にいい子だなって思ったよ
イヴァン:泣いたら君が辛くなるから泣かないって決めてたけど、あれ以上優しくされてたら、泣くしかなかったからね
ギルベルト:お前のことはよく見てるからな。…そのくらい、分かる。
イヴァン:ふふふ
ギルベルト:お前のギルベルトいい奴だろ?惚れ直したか…?
イヴァン:うん。とっても~!
イヴァン:(残念だけどPCの僕は寝てたんだけどね)
ギルベルト:素直に返ってくると、それはそれで何か…な…照れるから
イヴァン:えへへ
イヴァン:この話を君が僕に話してくれる時……なんて返したらいいのかは、まだ思いついてない
イヴァン:次までの宿題にさせて
イヴァン:でも、黙ってちゃんと聴くし、君の選択を尊重する。
イヴァン:クローンのイヴァンの行動を、一番理解できるのは僕だろうからね。
ギルベルト:別に、聞いてくれるだけでもいいけどな。結局、俺も重たいものを吐き出したいだけかもだし…。
ギルベルト:そうだな、お前に…同じイヴァンに切り捨てたことを許してもらいたいだけかもしれない。自分の勝手な都合だけだ。
イヴァン:抱きしめてよしよしはしてあげるし……自分に内在する死っていう選択肢には、少し反省もするよ。
ギルベルト:まぁ、俺も…お前が何を出来るのか悩んでるとか言われたから。もう少し、なんか、もっと…素直に伝わるようにする。
イヴァン:あの山道のシーンは、本人が言えないことを言った、かな。
ギルベルト:確かに、本人の口からは絶対に聞けなさそうだしな…。俺も普段言えないくらいのこと言ったけどな。
イヴァン:ふふふ
●●●後日談
イヴァン:えっとね
イヴァン:それで、君が今回の事を僕に話してくれたら……だけど…。
ギルベルト:ん…
イヴァン:よーく考えてみたんだけど
イヴァン:話を聞いたら、半信半疑だけど…クローンの撮った写真を見せられたら、否応無しに納得するだろうな。きっと、構図や角度の癖まで同じだから。
イヴァン:腕に怪我もしてるし。
イヴァン:クリティカルの写真は、いい写真だなって、単純に技量に少し嫉妬する。二度と同じものは撮れないだろうから。
ギルベルト:そうか…
イヴァン:その上で、ギルベルトには……
ギルベルト:俺には?
イヴァン:また、僕のために辛い選択をしたんだね。って、たくさん抱き締めて、撫でて、僕を、選んでくれてありがとうって、伝える。かな。
イヴァン:(僕のため、というか、一緒にいるため、というか……そこは少し自惚れる。)
イヴァン:僕には何もできないけど、君を抱き締めて、そばにいるよって。それが、きっと僕なんだろうって。話してくれてありがとうって。
イヴァン:いうのが、僕の答えかなあ。
イヴァン:多分この話をしてくれる時、君、また泣いてるでしょう?
ギルベルト:まぁ、泣かないで話すのは…ちょっと無理かもな。向き合うたびに俺は選べなかったことを思い出すんだ…
イヴァン:君のそういう、優しいところ、いいとは思うんだけど
イヴァン:僕は少しだけ嫉妬してるから……
イヴァン:泣き止むまでたくさんキスしてあげる。目の前にいる僕のこと以外、考えられなくなるまで、抱き締めて、キスしてるよ。
ギルベルト:いつもと逆だな。俺が、なんか…ガキみたいだ…
イヴァン:たまにはいいでしょ。それが僕のコピーだとしても、他の子のこと考えてるなんて許さないよ。
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