4.シナリオ背景/成長処理
●●●成長とクリア報酬
KP:【BGM:日常,夜/Debussy:Deux Arabesques No.1 in E major】
KP:SAN回復は1D6くらいかな?
ギルベルト:今日の出目は高いからな!
ギルベルト:1d6
Cthulhu : (1D6) → 2
KP:SAN52……元に戻ったね
ギルベルト:ん、んー??
KP:解説をしていこうかな~~
●●●シナリオ背景
とある雨模様の午後、探索者の営む店にとある女性客に扮した女神マイノグーラがやってくる。実は彼女は以前もこの店を訪れており、その時に傘を忘れていった。マイノグーラは時間に干渉し、その傘を過去から現在の時間に引き出そうとするが、その時間の歪みに探索者は巻き込まれてしまう。
そして、雨の降る間だけ、過去の店、そして店を訪れた過去の大切な人との出会いを追体験することになる。
●女性客
思わず眼を留めずにはいられないほどの有色人種の美女。APP18。エキゾチックな雰囲気で流し目が印象的。年齢は美貌のせいで判然としないが、二十歳前後といったところ。
女神マイノグーラの化身(マレモン非掲載。ニャルラトテップの従姉妹の女神であり、地獄の猟犬の生みの親/諸説あるが今回はそういうことに)。光が苦手で、黒い傘を愛用している。彼女はコウモリのような翼を持っているので、傘はその示唆でもある。
本シナリオ解釈:マイノグーラは人間の生命力を嗜好品として食すが、人間が丹精込めて作ったもの(具体的には<芸術/製作>成功を経たもの)にも生命力は宿っており、彼女はそれを通じて<POW>や<MP>を吸収する。
KP:っていうことで、君の<料理>技能を通じて、君のMPをもぐもぐしてたよ。
KP:またもぐもぐしに来るって!
ギルベルト:”美味しい”珈琲…
KP:ちなみに<料理>技能失敗してたらPOW-1してた。永続じゃないけど次のシナリオくらいまでは影響出てたかな
ギルベルト:元々そんなに高くないから、恐ろしい…
KP:マイノグーラは顕現するときに、"猟犬"を連れているんだ。
ギルベルト:店始めた頃に…、来てたか?
KP:彼女はイヴァンが初めてお店にきた日、イヴァンの前に店にいたお客さんの一人。そのときに大事な傘を忘れたんだ。
KP:マイノグーラは光が苦手だから、黒い傘を。(彼女はコウモリの翼を持っているから、その示唆でもあるよ)
KP:で、大事な傘だったから、お店の時間をちょっと戻して、傘を現在に引き出したんだけど
KP:それに君たちが巻き込まれたかな。
KP:君が目撃した"猟犬"は彼女のお供である"地獄の猟犬"で、<目星>成功してると
KP:「獣は何かを待っているように見える。ちょうど、「待て」をする犬のようだ。少なくとも君の事を見てはいないようだ。」って感じ
ギルベルト:成功してたらもう少し心穏やかに過ごせたな…
KP:だねえ
KP:お店の外に出たら危なかったから、席にメモが残してあったでしょ。
ギルベルト:あぁ、そういうことか。どっちにしても雨だったしな…
KP:もし外に出ようとしたら、「雨垂れが窓を伝う曲線」とか「垂直に地面に落ちる雨の直線」とか描写をもっと入れるつもりだったよ。(※本来”地獄の猟犬”は角度の制約を受けないが、今回はマイノグーラの言いつけで店の中には行かない)
ギルベルト:曲線ってのは確かに…わざわざ描写されてるなって気持ちはあった
KP:リアル神話技能に頼った描写でもあるから、この卓以外では使えないかもだけどね~>曲線の描写
KP:「何もしないのが正解」って、探索者には怖いでしょ。「何もしない」っていうシナリオだったよ。
ギルベルト:必死にどうしようか考えるからな、確かにこわい…
KP:で、そうそう、君が女性客を憶えてなかったのは……
KP:まあ、イヴァンの方が印象強いでしょ。っていう。
ギルベルト:イヴァンが来た日と一緒ってやつか…そうだな。
KP:ちなみに君が出会った過去のイヴァンだけど、過去の出会いに影響はなく、パラレル世界の店とイヴァンということになる。または、どちらかの記憶の追体験か白昼夢の中か。
KP:イヴァンも夢の中で、似たような体験をしてたかもしれないね。
ギルベルト:それ、罠なのかと思って探り探り会話してた
KP:イヴァンの側は……どうだろう。案外夢かなって割り切って楽しんでたかもしれないね。
ギルベルト:また冷たいベッドで寝る羽目にならなくて、本当によかった……
KP:ふふふ
KP:あとは何かあるかな?これで全部のつもりだけど
ギルベルト:いや、大丈夫だな!帰ってこれてよかったぜ…
イヴァン:警戒されてるの僕は知ったことじゃないから、初対面っぽいぎこちないのとっても楽しかったよ~
ギルベルト:お前に三回も名前きくことになるとは思わなかったぜ…
イヴァン:訛って名前呼ぶのやりたかったから、名前教えてくれて嬉しかったよ。
ギルベルト:ちゃんと呼べるようになってよかったな…
イヴァン:そうだね~!
ギルベルト:何回も呼ぶようになるんだから、さっさと訛りなおしておけよ!
イヴァン:イヴァン、のvの音も、ドイツ語だとちょっとゆるめの音に多分なってると思うんだよね、可愛い。(※調べたら固有名詞は[v]発音することもあるそうですが、可愛いからいいや。)
ギルベルト:最初の頃に教えてもらったなら、ちゃんと完璧に呼んでやるぜ!
イヴァン:じゃあ、教えっこだね。
ギルベルト:教わりにこいよ。ちゃんと教えてやるから
イヴァン:あそこから家に住むまでに1年くらいかかるからね。
イヴァン:あ、シナリオ内のイヴァンはね、<年齢-3><EDU-1><ドイツ語-20して41>の状態
イヴァン:だったよ!
ギルベルト:上達したな…(しみじみ)
イヴァン:先生がいいからね~
ギルベルト:プロイセン式だぜ?
イヴァン:が……がんばる……よ…?
ギルベルト:おー、がんばれ!
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