3.1日目昼
KP:【BGM:街/Бородин:Князь Игорь ”Пляска девушек плавная”】
KP:
KP:5月の街は風は心地よく、日差しが暖かだ。夏至に向かってだんだん日が長くなってきている頃だね。
KP:カメラマンなら、お仕事でいくつか結婚式場に出入りしたことがあるかも…?まずはそこへ向かうってことでいい?
イヴァン:うん、お任せするよ。心当たりを片端から見てく。
KP:それじゃあ、どこか比較的近くの結婚式場に行ってみる。受付の係員が応対してくれるけど、何て言って話しかける?
イヴァン:「サムシングフォーを知ってる?」っていきなり聞くよ。急いでるからね。
受付:「えっ?サムシング…?はい?」
KP:大柄で顔に傷のある男性にいきなり話しかけられて、かなり受付の女性は面食らっている。
ギルベルト:「あ~、待て、イヴァン、落ち着けって。」犬のリードよろしく襟巻の端つんつん引っ張る
イヴァン:あ、メイクしてなかった。うっかり。「あ、ごめんねいきなり。こっちの子に詳しく聞いて。」ってギル君を差し出す。
ギルベルト:「えっ俺?」
KP:ああ…じゃあギルベルトがAPP*5するよ
ギルベルト:CCB<=(18*5) 【APP*5】怪しいものじゃないです
Cthulhu : (1D100<=90) → 58 → 成功
ギルベルト:「ええと…ちょっとサムシングフォーっていうものが必要で…。何を用意すればいいか教えて欲しいんだけど…。」こんなんでいいか?
KP:受付の女性は、君の影からひょっこり出てきた美貌のギルベルトにうっとりしてる…。
受付:「え…は、はい。サムシングフォーですか。最近、西欧風のお祝いも人気がありますからね。」
イヴァン:うん。ありがとう。ギルベルト出しにして聞けるだけ情報聞きたいけど、そもそもこの子は詳しいのかな?そういうこと
KP:彼女は奥から、案内のリーフレットを持ってきてくれる。そこには"サムシングフォー"について紹介がある。
KP:”サムシングフォー”は、結婚式で花嫁が身につけると幸せになれる4つのアイテムについてのジンクスだ。
サムシングオールド(何か古いもの):先祖や家族から譲り受けたもの。
サムシングニュー(何か新しいもの):結婚式に際し新調したもの。
サムシングボロード(何か借りたもの):友人や隣人との縁を表す、借りたもの。
サムシングブルー(何か青いもの):聖母マリアの象徴であり、花嫁の純潔を表す青いもの。
KP:元はイギリスの文化だ、と教えてくれるよ。
ギルベルト:「ふーん…これでいいか?」イヴァンに見せる。
受付:「お式のご予定でしたら、ブライダルプランナーを呼んで参りますが。」
KP:具体的にどのようなものが一般的なのか、由来など、更に情報収集を行えるよ。ダイスを振るなら一般的なものは<図書館/人類学>、由来は<人類学/英語>だ。
イヴァン:プランナーを呼んで由来を直接聞くことってできたりする?
KP:できるよ。今すぐに会えるかどうかは、<幸運>をどうぞ
イヴァン:CCB<=60 【幸運】
Cthulhu : (1D100<=60) → 13 → 成功
KP:いいね。それじゃあ、受付嬢は君たちを応接スペースに案内してくれる。
KP:程なくして、女性のブライダルプランナーがやってきて、名刺を渡してくれる。
イヴァン:あ、そのまえに少し席外せる?
KP:どうぞ。何だろ?
イヴァン:顔をなおしたいんだよね。慌てて忘れてただけで、いつもはメイクで傷を隠してから人と話してるから。
KP:<芸術メイク>振っていいよ
イヴァン:CCB<=65 【芸術(メイク)】
Cthulhu : (1D100<=65) → 99 → 致命的失敗
イヴァン:ええ!
KP:君は慌ててたから、メイク道具を持ってなかったね…!
ギルベルト:あ~、俺も見慣れてて、顔直すとこまで気が回らなかったな…。大丈夫だって、男前だから。戻ってこい。
イヴァン:うう…出し、よろしくね
ギルベルト:大丈夫だって、ちゃんと話してみろって。
イヴァン:「結婚するのはこの子なんだけど、どんな式にするかでなやんでて、色々教えてくれない?」
ブライダルプランナー:「まあ、そうですか。それはおめでとうございます。」
ブライダルプランナー:「サムシングフォーについてご興味がおありだとか。西欧風のジンクスですけど、小物を追加するだけなので伝統的な式にも取り入れやすいですよ。」
イヴァン:「小物は大きく四つあるみたいだけど、具体的にどんなものを用意すれば…?」
ブライダルプランナー:「そうですね…あまりとらわれすぎる必要はありませんが…」
KP:彼女はそう言いつつ、以下のことを教えてくれる。
KP:●一般的なもの
サムシングオールド(何か古いもの):家族から譲られた宝飾品や、母や祖母の結婚衣装やアイテムを譲り受けるのが一般的。古いドレスの生地をブーケの持ち手に巻くのも人気らしい。
サムシングニュー(何か新しいもの):花嫁の身につける靴や手袋を新調したり。結婚指輪もこれに含まれるとのこと。
サムシングボロード(何か借りたもの):既に幸せな結婚生活を送っている相手から借り、幸せにあやかるそうだ。ベールやティアラ、ハンカチなど。
サムシングブルー(何か青いもの):純潔や貞節の象徴として、目立たない場所につけるのが良いとされる。青いリボンのついたガーターや下着が一般的。指輪の内側に青い石を入れたり、ブーケにさりげなく青い花を入れたりもするそうだ。
KP:全てを明日までに揃えるのは、骨が折れそうだ。
ギルベルト:せっかく英語とったし、由来について<英語>振ってみるな。(※先に「プランナー呼んで由来聞く」と言われていたのですがうっかり会話の流れで失念してしまったKP)
ギルベルト:CCB<=32 【ほかの言語(英語)】
Cthulhu : (1D100<=32) → 60 → 失敗
ギルベルト:ん~、わっかんねえ
イヴァン:うん、でもやって無理ってわけじゃないから、がんばって集めようかな
KP:がんばって~
イヴァン:ところで僕に既婚の友人っていたりする?
KP:君の交友関係は任せるよ。
[雑談]イヴァン:ギルベルトに頼りたいんだけど、まずいかな?たぶんイヴァンお友達いない。
[雑談]ギルベルト:ギルベルトに、ロシア住みの友達、いるかわかんねえ!仕事繋がりでもいいと思うぜ?
[雑談]ギルベルト:デザイナーとか、プロデューサーとか、編集者とか、結婚してそうなのをでっち上げてもいいぜ
[雑談]イヴァン:わかったー錬金するよ。
[雑談]ギルベルト:仕事関係なら二人とも知り合いだろうしな
KP:ブライダルプランナーさんは、ブーケや小物を用意するなら、お花屋さんやドレス屋さんもご紹介します、とお高めのパンフレットをにこにこ出してくる。
ギルベルト:「うわ、ドレスって一回しか着ねえのにこんな高いのか…」
イヴァン:「予算は相手方とも話して決めたいから、今回は資料だけいただいてくよ。日を改めて、そのときまたよろしく」退役金暮らしのヴァーニャッティ、資料だけもらって退散するよ。
ブライダルプランナー:「お決まりになりましたら、いつでもどうぞ」
KP:では、君たちは式場を後にする。ギルベルトが受付嬢に電話番号を渡されていたりする。
イヴァン:ギルベルト綺麗だものね。
イヴァン:「何?もらったの、よかったね」
ギルベルト:「別に、こういうのは慣れてる。」
イヴァン:「うわぁ、ちょっとむかつく」ふにって頬をつつくよ。
ギルベルト:「顔はやめろ…。なんだよ。俺の美貌が罪なのはよく知ってるぜ」
ギルベルト:「ていうか、お前…」
イヴァン:「ん?」
ギルベルト:「俺が結婚するとか、言って回るのやめろ。嘘でも、スキャンダルだぞ」
ギルベルト:「結婚はしねえし。」
イヴァン:「スキャンダル写真任せといて」
ギルベルト:「ふざけんな!」
ギルベルト:軽く肩小突いて、「…で、次はどこ行くんだ?何から調達する?」
イヴァン:「ふふ、冗談だよ。次からは気をつける。まずハンカチかな?君の仕事相手の事務所にこの間結婚したばかりのデザイナーいたはずだから、そこにいくよ」
ギルベルト:「ん~、わかった。借りたものってやつな。」
KP:では移動する。
KP:デザイナーが今日事務所にいたか…<幸運>をどうぞ。
イヴァン:CCB<=60 【幸運】
Cthulhu : (1D100<=60) → 76 → 失敗
イヴァン:当てが外れたね。
KP:残念…無駄足だったようだ。今日は仕事で出かけているらしい。
KP:そうだな…ギルベルトが連絡先を知っているか、<幸運>振ってみるよ。
ギルベルト:幸運低いけどな…!
ギルベルト:CCB<=45 【幸運】
Cthulhu : (1D100<=45) → 81 → 失敗
ギルベルト:俺、あんまり他人と関わらない主義なのかもしれねえ
イヴァン:ふふ、とりあえず先に古いドレスいこうかな。古いドレス…ギル君持ってたりする?
KP:プライベートなアドレス帳に登録されてる仕事相手は、イヴァンくらいなのかも。基本仕事の連絡はマネージャーにお任せ。
ギルベルト:ドレスは持ってないぜ、さすがに。
イヴァン:アドレス帳、なんか嬉しいな。じゃあ、布切れになっても惜しくないよく着た服とかは?
イヴァン:ブーケの持ち手にしたい。
ギルベルト:それなら、あるんじゃねえかな。比較的いい布地のやつで、流行遅れのやつとか
ギルベルト:捨てそびれて持ってそうだ。
イヴァン:うん、了解。じゃああとは、指輪。青い指輪を買えば、青いものと新しいもの、二つ同時にクリアだね。
KP:そんな話をしているころで、お昼だ。ギルベルトの家に行くのは後にして、宝飾店のありそうなデパートとか高級店のあるあたりに行ってみる?
イヴァン:うん、宝石売ってそうなお店に適当に入…あ、その前にお金下ろさなきゃ。
ギルベルト:基本的にイヴァンに任せてるけど、金まで出させていいものか、と後ろで自分の持ち合わせ確認してる。
イヴァン:イヴァンがやりたいことだから気にしないで良いよ。お金下ろしたら、お店に入るよ。
KP:百貨店じゃなくて、路面店かな?
イヴァン:うん。路面店で、あと少し入ったところにある、人目につきにくいところにあるといいな。男二人で入る場所でもないだろうし。
KP:いいよ~。
KP:店に入ると、運良く君たち以外に客はいない。身なりの良い店員が進み出てくる。
店員:「いらっしゃいませ。何かお探しでしょうか?」
イヴァン:どうしよう。結婚指輪くださいなんていったら、ふざけてんのかって追い出されるよね。うーん…
ギルベルト:別にふざけてはねえと思うけど…。とりあえず、俺は指輪コーナー探してショーケース覗き込んでる。
イヴァン:ギルベルトに女装してもらえばよかった
ギルベルト:やめろ。同性カップルの方がまだマシだ
[雑談]イヴァン:ロシアだから同性愛まずいかなって思ったんだけど、もしかしてここは優しい世界…?
[雑談]KP:ヤバイっちゃヤバイけど、それでもさすがに最近は認知されてると思うし、お金を落とす人を無下にはしないと思う
[雑談]KP:ということで
[雑談]イヴァン:やったー!
KP:君が迷っていると、店員は指輪を見ているギルベルトに声をかける。
店員:「指輪をお探しですか?サイズはお分かりになりますか?」
KP:などと言いつつ、リングゲージを取り出してギルベルトの指のサイズを測ってくれる。
ギルベルト:「え、あ~……まあ。指輪探してる…な?」指測られながらイヴァンに視線やる。
イヴァン:「青い石のはまった結婚指輪が欲しいんだ。この子モデルやってるんだけど追っかけが酷くて、既婚者に見せたいんだよね。お願いできる?」店員さんに愛想よく笑っとくよ。
店員:「そうでしたか。結婚指輪に人気のデザインはこの辺りです。」
KP:青い石は、表にはまってるのでいい?裏石?
イヴァン:裏石がいいな。表にあると服を合わなかったりして不便そうだから。
ギルベルト:なぜか日常的につけることになっている…?
イヴァン:ふふ。
店員:「裏石にサファイヤの入っているものが、結婚指輪としてはとても人気がありますよ。デザインは…」
イヴァン:「お金はあるから、ギルくんの好きなものを選んで。あと僕も同じのもらえる?おもしろいことになりそう。」
KP:装飾のない細いリングだけのもの、波のようなカーブを描いたもの、植物のような細かい伝統模様を彫ったものや、可愛いハートの形のもあるよ。
KP:表に石のないものなら、ゴールドやプラチナの指輪をペアでも、このあいだのギルベルトの靴をちょっと超える程度の金額だ。
ギルベルト:「シンプルなやつでいい…。って、おい、なんでお前まで買うんだよ!」
イヴァン:どうしようね、どれも綺麗だけど、シンプルなもののほうがいいかな。プラチナの細いリングをお勧めする。ギルベルトには適当ににこにこしとくよ。
KP:店員さんは、君の話を聞いて自然に君の指のサイズも測ってくれるよ。
KP:何かを察したのか、刻印サービスもしていますが、数日かかります。とか教えてくれる。
ギルベルト:プラチナの華奢なやつだな。何も飾り気のないやつ。
イヴァン:「刻印はなくていいよ。すぐに欲しいんだ。」
店員:「かしこまりました。後日にも承りますので、どうぞ。…お試しになりますか?」
KP:店員さんはグローブをはめ、びろうどの敷かれたトレーに君たちのサイズのペアリングを並べてくれる。
イヴァン:「うん。なんかこれ結婚式みたいだね」って言いながら自分の分だけとって指にはめてみる。
ギルベルト:「からかうな…!お前は関係ないだろ!」一応、試す…試着は大事だからな…それだけだ。
ギルベルト:結婚指輪だから、右…?
[雑談]イヴァン:ドイツは婚約が右で結婚が左じゃなかったかな?
[雑談]ギルベルト:ドイツもロシアも、結婚指輪が右だそうな
[雑談]イヴァン:そうなんだ、じゃあ右だね
ギルベルト:イヴァンを横目にちらちら見つつ、自分で右手の薬指に、指輪はめてみる…。
イヴァン:僕も右だけど、うん、イヴァンはいいや。包んでもらってそれ持って帰るよ。
ギルベルト:「…に、似合う…?」手の甲を向けて、イヴァンに見せてやる。
イヴァン:「うん。似合う似合う。既婚者既婚者」
イヴァン:にこにこしながら見てるよ。
ギルベルト:「バカ!……じゃあこれで。」俺も包んでもらう。さすがにつけてはうろつかない。
イヴァン:店員さんに包んでもらって、お店を出るよ。次は古いもので、昼食を買ったらギルベルトの家にいこうかな。
KP:お会計して、お店を出られました。ちょうどお昼過ぎで、通りは賑わっている。
イヴァン:露店のアイスクリーム食べたい。
ギルベルト:アイスクリームいいな!
ギルベルト:疲れたから甘いもん食おう。昼はテイクアウトで、俺の家で食うか。
イヴァン:うん。作ってる時間はないからレトルトみたいな簡単なものを買って、ギルベルトの家へ行くよ。あ、アイス僕はイチゴ味。
ギルベルト:俺様ナッツ味がいい
イヴァン:あ、おいしそう
イヴァン:一口分けて!
ギルベルト:「ひとくち寄越せよ」とかいいつつもうイヴァンのアイスにスプーン突っ込んでる
イヴァン:そういえば、ギルベルトはどこに住んでるの?
ギルベルト:どっか交通の便のいい、地下鉄駅に近いアパートメントあたり
ギルベルト:築浅の、綺麗なとこな!
イヴァン:いいところに住んでるね。アイス食べ終わったら地下鉄に乗って向かうよ。
ギルベルト:衣食住にはこだわりたいんだよな。いわゆる意識高いタイプ
ギルベルト:そうだな。借りるものをどうするかの作戦会議も、移動とか昼食いながらしようぜ。
KP:
KP:では君たちは、昼下がり、ギルベルトの部屋にやってきた。
ギルベルト:レトルトの昼なあ。ビーフストロガノフあたり?
イヴァン:うん。ストロガノフ鍋に移して温めて、乾燥パセリとかちょっと散らすくらい?
ギルベルト:付け合わせは…パスタでいいか。
ギルベルト:米炊いたり芋蒸したりは、イヴァンが焦ってるからやめとこう。
ギルベルト:調理はイヴァンに任せて、買ってきた指輪じっと眺めてる…。
イヴァン:ええ、イヴァンがするの?ファンブルよ?
KP:レトルトあっためるくらいでダイスロールはお願いしないから大丈夫だよ…!
KP:なんか特別なことしたいなら、話は別だけど…
イヴァン:よかった…。あ、そうだ。代わりに<写真術>振っていい?ギルベルト撮りたいんだ。
KP:いいよ?いま彼は、指輪を二つテーブルに並べて、頬杖ついてそれを睨んでるけど。
イヴァン:うん。それがいいんだ。
イヴァン:CCB<=70 【写真術】
Cthulhu : (1D100<=70) → 17 → 成功
KP:真昼の光の中、雰囲気のある写真が撮れました。
イヴァン:「えへへ」
ギルベルト:「ん……なんだよ。」
イヴァン:「ごめんね急に撮って。なんか嬉しくって。ふふ」
ギルベルト:「何がだよ……俺は悩んでるのに」
イヴァン:「いいんじゃない。たまには。僕なんかいっつも悩んでるよ」にこにこしながら盛り付けして、そっちにいくよ。
ギルベルト:「はあ…?いや、そうか……。そうだな……。」思い当たる節はあるから、もぞもぞ言っておく。指輪は片付けて、食べる準備手伝おう。
イヴァン:飲み物どうしよう?ウォッカ?
ギルベルト:なんでだよ!
ギルベルト:炭酸水がいい。ストックしてるから持ってくる。
ギルベルト:「結婚……なんで結婚とかって話になってるんだ。俺、しないからな。」ぶつくさ言いながら、イヴァンのグラスにも注いでやる。
イヴァン:ありがとう。曖昧に笑いながら軽くお礼言うよ。
ギルベルト:「…だいたい、お前だって…俺が結婚しないとか、わかりそうなもんだろ。それを…。いただきます。」文句言いながら、食べ始める。
イヴァン:「うん…そうだね…」もぐもぐパスタたべるよ。
イヴァン:「あ、そうだ。古い服。どんなものがある?」
ギルベルト:「ちょっと考えたら……わかるだろ……ったく。」ぶつぶつ、もぐもぐ
ギルベルト:「服…。柄物のジャケットとかあるぞ。金ない頃、どっか呼ばれた時用にって貰ったやつだけど、もう流行遅れで着てないのとか」
ギルベルト:「白っぽいやつがいいよな。縞とか花柄のとか、あったと思う。」
イヴァン:「うん。食べ終わったらそれ着て、ちょっと付き合ってほしいところがあるんだ。あ、あと写真も取らせて」
ギルベルト:「うん?いいけど…?」
ギルベルト:「あとは借りたもの、どうするか…。」
イヴァン:「うん、それなんだけど。僕の住むアパートに老夫婦が住んでるんだ。訳ありでつい最近やっと結婚したばかりっていってたから、そこをあたろうかなって。」
ギルベルト:「へ~?よくわかんないけどめでたいな。いいんじゃないか?」
イヴァン:「彼らなら、夕方には必ず家にいるから間違いなく会えると思うよ」
ギルベルト:「なんか手土産でも買ってくか?花とか?」
イヴァン:「うん。彼らの分と、それから君のためのブーケね。それも僕の家の近くに花屋があるからそこで」
イヴァン:「彼らずっと好き合ってたんだけど、家柄が違ってね。反対する人がいなくなってやっと一緒になれたんだ。とってもいい人たちでよく僕にも焼きたてのパンを届けてくれるんだ」
ギルベルト:「こっちのことはまだよくわかんねえ価値観も多いけど…。いろいろ大変なんだな…」
ギルベルト:「俺は、別に、ブーケいらねえけど…。いや、花は、買うなら飾るけど…?」
イヴァン:「うん?いるよ。君のシャツ裂いて包むやつだもの」
ギルベルト:「あ~、なるほどな。花の方も用意するのな。わかった。」
イヴァン:「服地でできた持ち手だけあってもね、やっぱりお花は大事だよ」
イヴァン:食べ終わった食器下げて洗い物するよ~
ギルベルト:それじゃ食い終わったら、クローゼットの奥から服引っ張り出してくる。
ギルベルト:この辺もそろそろ捨ててスッキリしたいな…とか言いつつ
ギルベルト:そうだな~、じゃあシャツっつってたし、白地に淡い花柄の入ったドレスシャツかなんか…?ジャケットの方がいい?
イヴァン:「捨てる前に着てポーズとって~撮るから!」ダイニングから叫んどくよ
ギルベルト:「お~」返事する。最後に着てやろうって考えは嫌いじゃないぜ
イヴァン:うん、巻き巻きするのにはシャツの方がいいかな?
ギルベルト:じゃあシャツ。なんか、合いそうなネクタイとパンツも履いてみる。
イヴァン:でも写真撮りたいからジャケットとかもはおって格好良くしてー
ギルベルト:はいはい。注文通りにして、窓際あたりに行って「これでいいか?」って一回転してみせる
イヴァン:「うん!すっごく格好いいよ。撮りまーす!」
イヴァン:CCB<=70 【写真術】
Cthulhu : (1D100<=70) → 11 → スペシャル
ギルベルト:あっ俺もポージングしたかった!振る!
ギルベルト:CCB<=65 【芸術(ポージング)】
Cthulhu : (1D100<=65) → 65 → 成功
ギルベルト:たりた~!!
イヴァン:たりたね~よかった
KP:午後のまぶしい光の中で、とてもいい写真が撮れたね。
ギルベルト:「ちゃんと撮れたか?」によによしながらイヴァンに近づく
イヴァン:「うん。とってもいい写真撮れた。ほら」にこにこしながら画面をみせるよ。
イヴァン:「せっかくだからその格好で行かない?こんなに格好いいのに着ないなんてもったいないよ」
ギルベルト:「うん、いいな」って写真見て
ギルベルト:「え、シャツ破るんじゃねえの…?」
イヴァン:「ばれた?」
ギルベルト:「ばれたってなにがだよ、なにが。」速やかに着替えるぞ。
イヴァン:によによ。ソファでごろごろして待ってる。
ギルベルト:元の格好して、シャツ持って隣に座る。「…ほら。好きなだけ破いていいぞ。」
イヴァン:ギルベルトの着てるシャツの方に手をのばすよー。
ギルベルト:え、えっ…
イヴァン:(にこにこ)
KP:手は伸ばせるけど、その後なにしたいかの宣言によってダイス振ってもらおうかな?
イヴァン:一応ツッコミ待ちだよ。でも、いけそうなら…?
ギルベルト:お前の宣言次第だな…伸ばして触るだけなら、ぱしって払うし…。
イヴァン:じゃあ手をのばしてシャツの襟、ぐっ、て掴むとこまでかな?破る振り?
ギルベルト:「わ、……い、イヴァン…?」一瞬ビクッと身をすくめるけど、それ以上してこないってわかったら、体の力を抜く。
ギルベルト:「……冗談やめろ…。」シャツ押し付ける。
イヴァン:「あれ?てっきり『破るのはこっちじゃねー!』って怒るかと思ったんだけど」顔を近づける。
イヴァン:鼻先くらいつけようかな、ギルベルトのお鼻に。
ギルベルト:「……そうだよ。破るのはこっちじゃねえ。」ふいっと目そらす。力じゃ敵わないのわかってるから、力入れられるとちょっと怖い。
イヴァン:「……あ、ごめん」心あたりありすぎて、すぐに離すよ。
ギルベルト:「……いや…。ごめん。」
イヴァン:「ううん。君は謝ることないよ」髪をやさしく撫でてから、席を立つ。
ギルベルト:「……ある。ごめん。」ぼそぼそ言って、イヴァンがいなくなった場所に倒れてごろごろイヴァンの様子見てる。
イヴァン:「そろそろ行こうか。まだ明るいけど大分時間も経っちゃったし」
ギルベルト:「……ああ。わかった…。」のそのそ身支度するか…。
KP:いろいろやって、時刻は4時前くらいだ。
イヴァン:机の上の指輪回収して、…あ、もう一度メイク振れたりする?
ギルベルト:ああ、化粧道具貸すかって言おうと思ってた
KP:振っていいよ~
イヴァン:CCB<=65 【芸術(メイク)】
Cthulhu : (1D100<=65) → 51 → 成功
KP:じっと見ないとわからない程度にはごまかせました。
イヴァン:よかった…この顔で歩いたらまたみんなにびっくりされて話が長くなりそうだなって思ってた。
イヴァン:「道具、ありがとう。助かったよ」
ギルベルト:「いや。朝は…バタバタしてたからな。」すっぴんのイヴァン、俺はもう見慣れてるし気にしてなかったんだよな。
イヴァン:「そうだったね、ふふ。あと少し、がんばろう」
ギルベルト:「そうだな……。よくわからねえけど、とりあえず最後までやってみるか。」
イヴァン:ぎゅって一瞬ハグしてから玄関に向かうよ
ギルベルト:「……っ」ハグくらいなら…さすがに慣れたんじゃ……ないか……。
KP:では、君たちは花を買って、イヴァンの家だね。
イヴァン:あ、家に着く前に夫婦の家に寄っていい?
KP:あ、うん。いいよ。お花はなにがいいとか、あるかな?種類とか色とか。
イヴァン:夫婦には赤いバラ基調の花籠で、ギルベルトにはブーゲンビリアの花束かな。どっちも赤っぽいやつ。
KP:いいよ。ブーゲンビリア、南国のお花だね。どっちも買えました
イヴァン:ブーゲンビリアだと匂いもないし、あと花言葉も素敵だからね。その足で夫婦の部屋を訪ねるよ。
KP:ご夫婦は、君の予想通り、家にいることにしていいよ。
KP:なんて言って、なにを借りようか?
イヴァン:ありがとう。じゃあノックをしたあとは手短にサムシングフォーの話をして、ベールになりそうな…レースのテーブルクロスかそこらをもらおうかな。
イヴァン:付き合い長いしお花もお祝いの言葉もあるから問題なくいけると思う。
ギルベルト:もらうんじゃないだろ、借りるんだろ!
イヴァン:あ、うっかりしてた。そうだったね
KP:誰がって言わないと、多分ご夫婦は君が結婚するのだと思って、「あらあらイヴァンちゃんにいい人がいたなんて全然知らなかったわ~」とか言いながら、伝統的なレース織りの、ベールにできそうなショールを貸してくれる
イヴァン:「今日だけこのお花の代わりにテーブルクロスを貸してもらえない?」って…
イヴァン:ええ!そっちのがずっといい!ショール借ります。
KP:借りられました。「早く相手の方のお顔も見たいわねえ」とか言われる。
イヴァン:「うーん、そうだねぇ…。またいつか機会があれば」って曖昧ににこにこするかな。ちょっと切ない。
ギルベルト:そうとは知らず、アパートのホールで待ってるか、先に部屋に入ってる。
イヴァン:僕もすぐに退散して、部屋に戻るよ。こんな立派なショール借りちゃって、次いくときはしっかりお礼持っていかなきゃね。
KP:ひとまず、これで君はサムシングフォーを4個揃えたね。
イヴァン:うん、なんとかそろったね。よかった。
イヴァン:「ただいまー」
KP:【BGM:日常,夜/Satie:Gymnopédies No.1 】
KP:君の部屋に戻って、時刻は4時半だ。この季節、まだまだ表は明るいけれど。
ギルベルト:「ああ、おかえり。どうだった?」
イヴァン:「うん、無事借りられたよ。お花もよろこんでくれた。」
ギルベルト:「よかったじゃねえか。はあ、小物揃えるだけでも大変なんだな、結婚式って…」
イヴァン:「そうだね。ほんとに。…結婚かぁ」
イヴァン:ちらっと指輪の方みるよ。
ギルベルト:「なんだよ。……準備したけど、結婚……しない、からな。しない…よな?俺……」
ギルベルト:改めて、招待状を眺めてる。
イヴァン:「しないよ。絶対にさせない。」
ギルベルト:「イヴァン…。」
イヴァン:「絶対にさせない」
イヴァン:招待状をそっと取り上げて離れたところにおく。
ギルベルト:「……ありがとな。そう、言ってくれて嬉しい。……ずるいよな、俺…。」
イヴァン:「うん、ずるいよ、君は。でも、それでも嫌いになってあげられなかったのは僕の方なんだから、気に病むことはないよ」
ギルベルト:「……ごめん。」
ギルベルト:「は、はさみ……はさみは…?花束作っちまおう…。」
イヴァン:「いや、いいよ」シャツだけ受け取って素手で、びっ、と裂いていく。
ギルベルト:おお、さすが……とその様子を見てる。テーブルの上に、用意したもの並べてみるか。
イヴァン:「ねえ、この花ブーゲンビリアっていうんだけど、花言葉しってる?」
ギルベルト:「知らねえけど…?」促すように首かしげる。
イヴァン:「『あなたしか見えない。』ぴったりじゃない?」
ギルベルト:「……そうかよ。だいたい、予想はできてたけど。」
ギルベルト:「お前、顔に似合わずロマンチストなところがあるよな。」
イヴァン:「ふふ、一応ロシア人だからね」出来た布の端切れを花束のリボンの上に巻いて、机の方へ向かうよ。
イヴァン:「これで完璧にそろったかな?」
KP:テーブルに、青い裏石の入った二つの指輪、レースのショール、そしてギルベルトの古い服を巻いたブーゲンビリアの赤いブーケが並んだ。
KP:傍らには招待状と返信カードがある。カードには何か記入する?
イヴァン:うーん…迂闊にAccepts塗りつぶして自分だけ眠ってる間にリンゴーンになっても困るし、かといって名前を書くのもイヴァンからすると抵抗あるだろうし…悩むね
ギルベルト:隣で様子見てる。
イヴァン:ギルベルトのカードはいじれる?
KP:普通の紙のカードにすることはすべて行えるよ。
イヴァン:じゃあとりあえずその女性の名前を塗りつぶして…ちょっとまって、その女性の名前って何?
KP:【君の知らない女性】は、とにかく知らない女性の名前だとしか認識できない。具体的な名前が書いてある筈なのに、具体名を認識することができない概念的なものだ。よく見てそれに気づいてしまった君は、<SANc 0/1d3>
イヴァン:動転してすっかり調べるの忘れてた。
イヴァン:ああ、気が付かない方がよかったやつだ…
イヴァン:CCB<=53 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=53) → 12 → 成功
KP:減少なし。
[雑談]KP:逆に、今をときめく有名女優とかで、「ああ、お似合いのやつだ…」ってならなくてよかったやつなのかも
[雑談]イヴァン:なにそれSAN値直葬
[雑談]KP:美男美女カップル…子供の顔が楽しみ(でも離婚しそう)
[雑談]イヴァン:離婚しそう(笑)
イヴァン:遠慮なしに塗りつぶすよ。それから僕の方のカードだけど…ちょっとギルベルトに質問してからで良いかな?
ギルベルト:いいぜ。なんだ?
イヴァン:「もし君が誰かと結婚するとして、その場に僕はいた方がいい?」
ギルベルト:「だから、結婚はしない!」
ギルベルト:「しない……けど……。今回に関しては……」
ギルベルト:「わけ、わかんなすぎて……できれば最後まで一緒に、いてほしい……。」
イヴァン:「仮にの話さ。うん、行った方がいいよね。僕もそう思うんだ」
ギルベルト:「仮にもしねえの!………絶対にさせない、んだろ……。」声小さくなって、イヴァンの服をつかむ。
イヴァン:記入済みの招待カードを見せる。
ギルベルト:「………」カード見てうなづく。
イヴァン:「勿論。引っつかんででもつれて帰るよ」
ギルベルト:「ん……。」
KP:君たちがそうしていると…
KP:唐突に君とギルベルトはくらり、と眩暈を覚える。
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